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「くっ・・・!は、早くするならするある!こんなこと、さっさと終わらせるよろし!」
暗い部屋で、王耀は叫んだ。
自分の後ろにいる人物に対して、ベッドの上で王は年寄りとは思えないほど綺麗な臀部を晒している。
その先にいる人物は困ったような顔をしていた。
・・・イヴァン・ブラギンスキだ。
「でも、慣らさないといくら王君でも切れちゃうよ?」
「そんな心配要らねーあるよ!」
あくまで気丈に振舞う王。
そんな彼に、イヴァンは自分のものを取り出すと、いくよ、と一応声を掛けて、言われるまま前戯も無しに臀部の中心の穴に挿入(い)れていった。
「!?」
王を襲う痛み。
イヴァンからはその表情は見えなかったが、苦しそうな声が漏れているのには気づいた。
でも、動かないと王に何で動かねーあるか!と怒られてしまうので、仕方なく動かしていった。
「・・・っく、っ、・・・ぁっ」
痛みを堪える吐息。
彼はもともと、兄貴風を吹かせたりするような人間だ。
そんな弱みを見せたくはないという思いは、人一倍にあるのだろう。
そんな王だからこそ、イヴァンは好きになったんだな、と犯しながら考えていた。
どうしてこうなったかは、数時間前にさかのぼる。
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