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「やっぱり、嫌だって言ってる割には前も弄ってたほうが気持ちよさそうだよ?」
早速指摘すると、やはり声が出ていた自覚があるのか、今まで以上に声を殺す王。
でも、息はしないと苦しさが増すだけなので、最低限度の呼吸でなんとかカバーしようとして・・・そしてむせた。
げほっ、とか言う王に、イヴァンは腰と手を休めることなく動かし続けていたが。
「ちょ、お前、なんで・・・っあ、お、大きくなってるあるか!」
「君が声を押し殺そうとしているのがいいなって思っただけだよ。もっとも、ここでどれだけ叫んでも、ほとんど人通りのないここじゃ届かないけどね」
楽しそうに、子どものいたずらがばれたような無邪気さでそう話すイヴァン。
「わ、我を犯したいなら好きなだけ犯せばいいある!その代わり、菊には一本も指を触れさせねぇある!!」
健気にもそう叫んだ王。
本当の狙いの人物が自分だとはこれっぽっちも思っていない、きっぱりとした言い方だった。
「わかった。どれだけ持ってくれるか、楽しみだなぁ♪」
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