序章

2/3

45人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
此処は、人が滅多に訪れることのない『始祖の森』 始祖の時代から存在すると言い伝えられてるこの森には、この森にしか生育していない植物や魔物などがいる。 例え他の土地に存在する個体も、他の土地にあるものよりも能力が高い。また、特殊な能力持っているのが数多く存在する。 危険な場所に存在し、採取しに行くのも大変であり市場に滅多に出回らない。 その為、他の土地よりも高値で取引される。 昔はこの森に金儲けのために来て、森に棲む魔物に襲われ命を落とす者が沢山いた。 余りにも多くの死者や行方不明者が出るため、森を監視するギルドは『始祖の森』を危険区域と定めた。 危険区域と定められても立ち入り制限はされていない為、森に行くものは少なからずいた。 しかし、この頃からこの始祖の森に異変が起き始めていた。 まず初めに、森を覆うようにマナで出来た靄(モヤ)が現れ始めた。 しかし、生き物の殆どは魔力を感知する事か出来ても、魔力の源であるマナは感知する事が出来ない。 また、人間にいったてはマナどころか魔力も見る事が出来ないものばかりだ。いくら靄と言ってもマナなので生き物には極普通の森に見える。 よって、この小さな異変は誰にも感知されたり、見られたりされずに始まった。 誰にも感知されずに始まった変化は、始祖の森に大きな異変をもたらす。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加