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全ての食材を入れ終わったが、結構な量を今回は集めたようだ。当分は持つな…
野菜や果物は少ししかないが庭に畑がある為問題ない。
材料は色々あるが、何を作ろうか?
…お粥でも作るか。消化しやすいし、ベクルは体力も戻っていないからな…
必要な食材を、貯蔵庫からとりだし、足りないものは近くの保存箱から取り出す。
食材を取り出し終わると俺は、食事の準備を始めた。
お粥が完成したため、ベクルのいる客間へお粥を持ち、向かった。
今度はノックをして返事があってから、部屋の中へはいる。
ベットの近くにあるテーブルにお粥を置き、ベットの脇にしゃがむ。
「調子はどうだ?」
「…先ほどよりは良いです。どうかしましたか?」
「お粥作ってきたが、食べれるか?少しくらい食べないと体力も戻らないだろう?」
「…起きられないのですが」
そういえばそうだったな。
しかし、少しくらい食べてもらわないと…
「仕方ないか…。すまんが、少し動かすぞ」
そういうと俺は、ベクルを『浮遊』で持ち上げ、『ボックス』から大きいクッションを取り出す。そのクッションを枕元に置き、ベクルをクッションに寄り掛かるように座らせた。
「ええっと、これは?」
「少しくらい食べないとずっと動けないだろ?食べさせてやるから、少しくらい食べろよ」
驚いているベクルにそういいながら、テーブルの上からお粥を取る。
ベットの上にお粥を置き、木のスプーンでお粥を掬いベクルの口の前に差し出した。
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