しはカタの〇〇感想文

オムライス

大学１回生の時にフランス語の授業で習ったんですが、フランスでは白ご飯に醤油をかけて食べるのが流行ってるらしいです。

この流行は何年か前に何かの番組で「果たして白ご飯に醤油をかけて食べるのは日本食なのか！？」みたいに取り上げられて、「フランス人は和食を勘違いしてる」的なまとめ方をされていました。
曰く、醤油はご飯にかけるもんじゃねえ！

でも皆大好きオムライスも、フランス人に言わせれば、勘違いフランス料理らしいです。
曰く、オムレツ部分にケチャップかかってるのに、どうしてご飯にもケチャップを使うんだ！？

この「なんちゃってフランス料理」とか「なんちゃって日本食」って文化のあり方だと思います。字数の関係で中略。

小難しい話は置いといて、今日はオムライスについてです。

どこの国で生まれたとか、なんちゃってフランス料理とか言われるけど、美味しい。この美味しさはなんちゃってでは済まされない。日本よ、これが料理だ！　みたいな。これは言い過ぎ。

卵の部分がフワッとして口当たり柔らか。でもご飯は肉の旨味がしっかり行き渡ってジューシー。この２つが信じられないくらい調和してる。肉と卵のハーモニーやー。

あとオシャレ。卵とご飯と肉とその他の野菜っていう材料を渡されても「ご飯を卵で包む」なんて事を思いつく奴はそういめぇ。大体の人は全部炒めるはず。そして出来たのが多分炒飯。これについては中国人凄い。

でもオムライスの方が作るのは難しい（少なくとも自分は）。オムライスをオムライスたらしめる最大の要因はやっぱりご飯が卵に包まれている点だと思う。

包むのが凄く難しい。自分でやるとどうやっても炒飯（卵焼きを添えて）になってしまう。一筋縄ではいかない。でもだからこそオムライスは特別な料理な気がして、凄く美味しい。

まとめると、オムライスは科学的栄養学的には勿論、精神的宗教的な美味しさがあると思う。「なんちゃってフランス料理」って最初に書いたけど、個人的には日本とフランスの架け橋的なイメージがあって好きです。オムライス。

昨日食べたオムライスが美味しかったので、書きました。最近なんでも美味しいので、また書くかもしれません。

ちなみに、フランスでは「ご飯にかける用」の醤油がキッコーマンから販売されているそうです。日本では非売。もう１本の架け橋に期待してます。