1.腐男子たるもの、腐ラグには敏感になるべしっ

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おはようございます、突然ですが…… 俺は今、萌え死にそうになっています 季節外れ……ではないけれど 入学式の今日から、俺ともう一人外部生が転入することになっていた もちろん、正門近くの草影から張り込み中(`・ω・´)+ 俺が待っているのは『王道転校生』 つまり、容姿が悲し過ぎる黒マリモのメガネくん← しかし……変装を解けば、生徒会も惚れてしまうほどの超絶美人 ここから生徒会役員×王道転校生のストーリーが始まるぜぃ!! ……というのが王道の設定(*´ω`*) ――ホントに腐男子として生まれて良かった// そんなことを考えていると…… 「門、高い……ってかどうやって入ればいいんだろ……」 さっそく王道くんが現れたようで ――ホントに、マリモだ( °ω° )∑ 王道くんは一見ダサいけれど、よく見るとメガネと前髪の隙間から見える顔はやっぱり美形だった 王道くんを草むらの隙間から凝視していると…… 「『朝倉 恋斗(アサクラレント)』くんですね?……私は、副会長の『如月 刹那(キサラギセツナ)』と申します」 ……待ってました!! 品行方正にみえて、実は腹黒いという王道設定がある副会長が登場// 副会長は、見るからに分かり易い作り笑いをしていて 王道くんは副会長を一瞥すると、一瞬怪訝そうな表情をしてから 「その作り笑い……疲れないの?」 ピシャリと言い放った 副会長は、一瞬目を見開いて 「……!?……面白いことを言いますね、すぐに見破ったのはあなたが初めてですよ フフッ、気に入りましたよ……恋斗」 ――チュッ 腐ぁぁああっっつ\(( °ω° ))/ 副会長が王道くんに不意打ちの深いキスをした 「――っん、なんっ、キス……っはな!!」 (なんで、キスなんかっ、離せっ!!) 一方的なキスをした副会長は 「……っん、ごちそうさまでした」 先程とは違う黒い笑みを浮かべていた ――っ、萌え頂きました!! その後、副会長は王道くんを連れ去り…… 「……萌える、ってか燃える// 何あれ、美味しすぎる//」 一人で余韻に浸かっていると 「そうなんだ、どこらへんにー?」 「当然、王道転入生×腹黒副会長のカップリングに……って、え?」 突然隣から声がかかり 「へぇー、君、腐男子なんだぁ」 ――っ、!? 慌てて振り返ると、とても目を輝かした、チャラ男っぽいイケメンが居ますたimage=458427419.jpg
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