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「……松村私の事わかる?」
「わかるよ。変わってねーな!」
「…………太ったね」
「運動辞めたら太っちまったんだよ!ダイエットするからいーんだよ!」
「ふーん…あ、この子ね、一緒の職場で働いてて1番仲いい子なんだ!二人とも仲良くしてねっ!」
「優紀でーす。よろしく!」
「俺矢口慎ね!よろしく!」
「俺は松村瞬、よろしく」
「今日は皆で楽しもーね!ねっ優紀!」
「うん!二人共いい人そうだからよかったっ」
よかったっ!
優紀も矢口も松村も仲良くしていけそう。
あの噂は…噂にしかすぎないんだし、気にしないようにしよう。うん。
「百合園?何ボーッとしてんの?歌おう!」
「あ、うん」
この日がすべての始まりだった。
私達の平凡だった日常が、いつの間にか目まぐるしく変化していったのは。
まだ知らない。
誰も知らない。
誰にもわからない。
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