一章

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変態?もちろん放置ですよ。 ――――――――――――――― 「……校長の話ってなんであんなに長いんだろうな」 絶対要らない話を入れ込んでくるよな。 「それが校長の仕事で威厳を保つためだからじゃないんですか?」 行事関係でしか見ないのに威厳もクソもなくね? 「おーい、全員揃ってか?今日はもう解散だ。明日は係りとか決めるからなぁ。 そこの主人公も遅刻すんなよ」 「?」 いや、龍一お前だろ。首傾げんな。周りの女子も顔赤くすんな。 「神山お前だよ」 「僕は主人公じゃありませんよ?」 「はいはい、主人公はみんなそう言うんだよ」 まぁ、主人公は純粋だから小説なんて読まないしな。 「いくら先生でもその言いぐさはあんまりですわ!!」 いやいや、お嬢様よ。先生は悪いこと言ってないだろ。 「黙りやがれ原因その一。 テメェも含めて五人は遅刻の常習犯だろうが」 「なぁ!!」 怒ってますなぁ。正論だから言い返せなくて悔しいんだろうな。 「あなた、私が誰か「凄いのはテメェの親父でテメェじゃねぇ。 すぐに親父の権力を当てにすんな」………くっ!!」 以外と先生してんな。びっくりだ。 「おい一ノ井、今失礼なこと考えなかったか?」 「滅相もありません」 多少の読心術も心得ありか。 「まぁいい。それとな白十院、お前の親父と俺は学生の頃に生徒会長と副会長の関係だからなに言っても意味ないぞ」 以外だ。 「今、以外だとか思ったやつ後で補習な」
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