一章

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さてクズの始末は鈴木くんがしてくれるようだし、一眠り「晃弘待って言ったじゃないか」 どうやら神は俺をいじめたいようだ。 「……俺眠い。だから寝る。邪魔するな」 「あんた調子にのってるでしょ!!」 ツンデレの登場面だ。一番倒臭い。 「……ツンデレうるさい。俺が寝られないだろ」 「だから、って私はツンデレじゃない!!」 「はいはいツンデレツンデレ」 あっ間違えた。ワロスワロス。おー、みるみる顔が赤くなってる。茹で蛸みたいだ。 「あんたねぇ!!」 ツンデレが拳を振り上げてくる。ふっ、甘いな。 「……必殺!!主人公ガード(棒読み)」 「え?ちょっ、ギャーーーーーーー」 「え?」 「「「龍一(さん)!!」」」 説明しよう。主人公ガードとは弄られキャラと同じゴキブリなみの生命力を持つ主人公を使った安心安全な技なのだ!!まぁ、ヒロイン限定だが。 「……今のうちに寝よ」 なんか桃色な雰囲気になりそうだし。 ―――――――――――――― ガラガラ 「オース、HR始めっから席に座りやがれ」 ん、先生が来たか。あれ?先生の後ろに見たことないやつがいるな。 「全員揃ってか?オメェはあの前髪が隠れてる奴の前だ」 「はい」 前髪が隠れてる奴って俺か。 「よろしくお願いしますね?」 おー、すごい美人だな。鈴木くんの顔が赤くなってる。ゴキブリはハアハア言ってやがるし、…………………あとで排除するか。 「あのー?」 「……あぁ、すまない考えごとをしていた。こちらこそよろしく」 どうせあの主人公がフラグ建てるだろ。
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