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「メフィスト、レヴィ、ベル……やっと、こうして話せたね」
その言葉と共に、漆黒の瞳が嬉しげに輝く。どうやら本心から言っているようだ。
そこには、ついさっき――ほんの数十秒前まで、縁側で呆気にとられていた少年は、もうどこにもいなかった。
今、朔夜の目の前にいるのはその少年の身体を操っている存在。朔夜は鋭い眼光を宿し、目の前の存在――ユウヤを睨み付ける。
「お前は誰だ! 祐也をどうした……!」
「黙りなよ。こっちは感動の再開の最中だし、何よりお前に発言権はないんだからさ」
一蹴され、朔夜は言葉につまった。何故自分は拒絶されているのだろう。記憶を探ってみるが、心当たりはない。
そんな朔夜を見て、ユウヤは不愉快そうに鼻を鳴らした。
「ああ……その、いかにも見に覚えがありません、僕は悪くない、って顔……殺したくなる」
「ユウヤ」
レヴィの発した咎めるような響きの持つ声を聞き、ユウヤは肩を竦めた。
「殺さないよ。祐也が悲しむもの」
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