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「その幻想をぶち壊す！！！！」
「古い。三点」
とりあえず採点しておく。話に飽きたのか眠たげな目をした皇紀は、鼻をほじりながら言う。
「お前は、ほんっっっっとにシリアス好きなー。ふいんき(変換できない)とかいちいち無駄にシリアスにしすぎなんだよ浮気がバレたタレントかバカヤロー。ほら、見てみろよ回りを。レキくん？は、話がよくわからないのかきょとん顔だし、レンなんて死にそうな顔してるぜ」
「へ？」
「きさらぎけ……毛？てりあって、前、ぱぴーと住んでたとこだっけ？」
「ゆ、祐也……ゆうや、帰ってこないの……？ お、おれ、捨てられっ…………ゆうやがいないせかいなんてほろべばいいのに」
「れ、レン？顔面蒼白無表情でガクブルしてどうしたんだ！？」
首を傾げて頭上にはてなマークを浮かべるレキはまだしも、まるで世界の終わり(歌手ではない)のように絶望しているレンは本当にどうした！？
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