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「っ！ゆ、ゆうや……」
焦って声をかければ、レンは恐ろしいものにでも触れたかのように、びくりと肩を震わせた。あっ、傷付くぅ……
「じゃなくて！レン、大丈夫だぞ。俺は、お前を捨てたりなんかしない。俺たちは家族だr」
「でもお前、オレを殺した後、レンたちを捨てて逃げたんだろ？わっは、オレを殺した後って日本語として違和感バリバリだわー」
「だまらっしゃい！！その節は本当に申し訳ありませんでした！！でもな、捨てたんじゃない！大事だから、傷付けたくないから巻き込まないようにしたんd」
「お前がどう思って行動したか、じゃなくて。相手がどう受け取ったかじゃねえの？そんな、人の心の中なんて分かんねえんだからよォ、過程を知らないヤツにとっちゃあ結果が全てなんだよ。ハイ論破！ハイ論破ぁ！ハイ論破ぁー！ハイ論破ぁあああ！！もらってくぜ、みんなの笑顔っ！！！！」
「さっきから食い気味で答えるな！？でも、言ってることは正しいし、ムカつくし、なんだお前！！」
「神様気分の俺様ですけど？」
「逆様になった有り様でどちら様って言われてしまえ！！」
とんとんと進んだ言葉のドッジボールにぜーぜーと肩で息をしながら、まだ鼻をほじってる皇紀を睨み付ける。ムカつく……！！
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