エンディング

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如月祐也は、親友の神木朔夜を対象とした勇者召喚に巻き込まれ、異世界へと旅立った。 ギルドと呼ばれる同業者組合に加入したり、学園に通うなどして異世界を謳歌した祐也だったが、そんな中。何かイベントが起こるたびに己に関する不可解な事が露になっていった。 そして、遂に己の根幹に関わる真実を知ってしまった祐也は、仲間の輪から離脱。そして人類の敵になってしまった。 離脱の際に祐也が仕掛けた策により、祐也の存在は世界から忘れられた。そして、代わりに魔王として君臨することとなった。 一度は寂寥に耐えきれず温もりを求めたが、やはりそれが許されることはなく、祐也が傍にいることを望んだ幼子は殺され、それが引き金となって祐也の心は魔に占領された。 そして、正真正銘の魔王となった祐也はかつての仲間である勇者一行に倒され、世界は平和になった。 ―――――これが、俺、如月祐也の知っている物語だ。 この通りに物語は幕を閉じた……と思ったのだが。
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