嵐を呼ぶ山田

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「この俺が、させるとでも思ったか!!!?」 しかし、突如として目の前に現れた変人によって、事態は急変転を迎えた。 教室から出ようとした俺の前に立ち塞がり、 「ふぅーははははー!!ここは通さないぞ!!」 と、不敵に笑みを浮かべながら軽やかなフットワークで壁を作っている変人イケメン。 「にゃははははー!俺もいるのだー、祐也ー!!」 そして、その横にはにこやかに笑いながら同じく壁を作っているイケメン。 ―――――そう、シリアスパートからギャグパートへと事態は急変したのだ。 俺は、遠い目でどこか遠くを―――――少なくとも、目の前の変人以外を見る。 ……何をしているのだ、レヴィ。そしてベル……というか、メフィスト達だけではなく二人もいたのか!この分だと他の者もいそうだな……はぁ あまりの事態に、俺は先程から揺るぐことのない遠い目でぼんやりとあらぬ方向を眺め続ける。
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