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「お仕置きだとかヤッちまおうだとかなんて素敵台詞なのキャーゆう太さんのエッチィィィィだがしかしもっとやっていいわよ!!!!」
「フィリかちゃんが来るとかこれなんてイジメなんだ!!!!」
突如として廊下の窓からこんにちわしたフィリアを見て思わず頭を抱える。
「んしょ、っと」
可愛らしい声を漏らしながらフィリアは窓から廊下へと侵入を果たす。因みに、保健室は一般的な学校の例に漏れず一階にある為フィリアは土足だ。靴を脱いだ方がいいと思うぞ。
「さて、兎々木君に合田君!」
そんな俺の心境はお構い無くフィリアは足を肩幅に開いて立ち、片手を腰に当てて、不意の美少女登場に微かに顔を赤くしながら呆然としている亮太と眉間に皺を寄せて怪訝な顔をしている兎丸に向けてビシッ!と、指を指した。
「ゆー君をイジメていいのは私達だけなのよ!イジメいくない!」
「…………は?」
「…………あ?」
「…………はぁ」
カッコよくポーズを決めたフィリアに、困惑、苛立ち、困憊と各々違った反応を見せる。因みに、上から亮太、兎丸、俺の順番だ。
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