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大野先生とはいつも
地区大会止まりの
城北中を県大会まで
導いてくれた大先生である。
「レッスンの間にアレの続き、
やっちゃおっか」
「そーだね。他のみんなにも
言ってくる!」
30分後、1年生は理科室に集まった。
「先輩達にばれてないよね?」
「うん。たぶん大丈夫……。」
雑談をしつつも手は休むことなく動いている。
「あと、いくつ必要?」
「今、832羽だから……。 あと、168羽かな?」
「あと少し頑張ろ♪」
さっきから休むことなく
作り続けているのは千羽鶴だ。
『はばたけ、北中!
大和魂ここにあり!!』
「ヤバいっ!先輩達レッスン終わったっ!」
「片して、片してっ!」
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