10人が本棚に入れています
本棚に追加
篠崎家に着き、インターホンをを押すと、出てきたのは意外にもアイツだった
アイツなんだけど・・・・・
「・・・・、何でそんな窶れてんの?」
篠崎家で何があったか知らないが、見るからにゲッソリしていた
俺の質問には答えず、ヤツはさっさと家の中に入っていってしまう
お邪魔します、とくつを揃えてリビングに入ると、満面の笑みを浮かべた母さんとおじさんが目に入った
「え、何で2人ともそんなに笑顔なの?」
「知りたーい?」
――――嫌な予感しかしねぇ・・・・・・
「あのね、私総一さんと再婚しようと思うのっ」
「再婚!!!!!!!?」
別に再婚に反対ってわけじゃない
篠崎家は俺の家の隣で、小さい頃からよく世話になっているから、おじさん・・・・・・総一さんは俺にとって父親のような人だ
でも、母さんと総一さんが再婚するとなると大きな問題が生じる・・・・・・
“篠崎恭弥と兄弟にならなくてはならない”
困った・・・・・・
少し考えるような仕草をしていると総一さんが口を開いた
最初のコメントを投稿しよう!