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「ちょっと…失敗しちゃったかも」 「・・・全然、おいしそうだよ」 おいしそうな焼きそばが こと…ってならぶと ふたつの皿から湯気が出て その湯気がくっついて一緒に上に上がる 「…いただきます」 女の子みたいに 小さくすする私を 味の感想を気にしてる 「…ぅん、おいしい」 「まじ…っ!?よかったぁ…」 がつがつ食べるアツシを見て はじめて会った時を思い出した おいしそうに食べるアツシみて わらったっけ 「…」 「あ、れ…どした?」 「ごめ…食欲なくて」 「あ…そっか 家帰ってから、食べる?入れ物貸すよ」 「ぁ…ごめんね」 棚からいろいろ取り出して お弁当箱とか、いいものを探してる そういえば ナツとお正月にふたりでお雑煮食べようってなって でも私作れなくて カップラーメンにしようって 二人で…棚の中身全部出して探したっけ たった1か月まえの話なのに 遠い昔の話に思えて 涙が、こぼれて 頬の熱が上がってく
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