***last***

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すみれside ソファーで寝てたハルが 目を覚まして 目が合うと ふわって笑った だけど違うのは 腫れたほっぺたと まつ毛に乗っかってる涙の粒 「ハル…痛くない?ぅぅぅ…起してごめん…っ」 今すぐに抱きしめたいハル そんなこの子を作ったアツシの事を想うと また胸が苦しくて息ができない あまりに悔しくて ハルの服をきゅー…って握る 「心配かけて…ごめんね…」 アツシのアホ ナツのあんぽんたん ユウさんも…なにしに来たのよ 皆のせいで… ハルが苦しんでるよ 女の子なんだから ちゃんと…守ってあげなきゃいけないのに 「…ユウさんあっち行ってっ!!」 「え?」 「皆がそばにいたら…ハルがどんどん苦しんじゃうんだよ…」 皆が皆で「好き」って押し付けてぶつけてちゃ その人が責められるだけなんだよ それが愛なんて 言わないんだよ ユウさんはハルを好きなんじゃないけど 心配心配って言ってても なんにもないんだよ
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