第七章 【さくら色】

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さくら色のソレは、あの頃のアナログに映る。 いつか、色褪せ、私だけの記憶の中にだけになる日がくるだろう。 苦虐と狂乱の後の笑顔は、まるで、もう咲くことのない満開の桜色。 囲う黒い線から、決してはみ出すことのない桜色。
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