あの頃は平和でした

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-某有名私立高校にて- 「つまんね~」 「木村、授業に集中しろ」ボカッ 「痛っ」 机に頬杖をつきながら、本音を吐露したら、辞書の角で殴られた… 「授業なんて簡単すぎて余裕だし」 「そういう問題じゃないだろ」 ボカッ 「痛っ、豚は黙ってろ」 「教師に対して豚だと」 俺は高2の夏のある日の出来事…… ボカッ 「痛ッ…(涙)」 「あの~、早く授業を再開してください」 ギロッ…… 「あッ、はいッ、すいません」 俺の隣の席の女子生徒が豚に指摘する 鋭い視線と共に……… この女子生徒、名前は倉木仁美 切れ長の瞳に、整った顔立ち……etc 黒髪ロングの美少女だ 確か、成績優秀、才色兼備で… 天は二物をなんとやらって ことわざを完全否定しちゃってます。 ちなみに、俺の幼馴染み 羨ましい?な訳無い…あいつはヤバイ… アイツに睨まれたら…軽く絶望する…… 多分、道でばったりライオンにあったら一睨みで手懐けちまうよ……… 分かります?……もはや、化物だよ。 幼馴染みがそんなだなんて………(涙) それに、俺には一段と厳しい気がするし…… 「…鬱だ……Zzz…Zzz…」 「寝るなッ」ドゴッ 「痛ッ、あッ~、痛い…(涙)」現実逃避&時間潰しのため寝ようと顔をうつ伏せてたら、 顔面を机に埋め込まれました←(比喩) 俺の幼馴染みは馬鹿力! 「あんた何してんの?」ギロッ 「寝てるよ、はぁ~」 バシッ 身の毛もよだつような視線を浴びながら あからさまに、溜め息をすると 頭をはたかれました…… 後、アイツの睨みには慣れたよ…… そして思う… 視線に擬音語付くってどうなんだ? 「あんたはいつもそうやって、 自分を棚にあげて…… 努力もせず…苦労もせず… 堕落しきって…… 挙げ句、あんたより能力の無い者を見下して…」 さっき、成績優秀って行ったけど 正確には学年2位…かなり優秀…… 全国模試の順位は一桁らしい… 規格外ですね、わかります。 が、1位は更に規格外…まぁ俺だけど… でも、俺は基本的に勉強はしてない… まぁ、あれだ、才能だ。 で、そのお陰で目の敵にされてます。 「聞こえてる?」 あ~、後、別に俺は誰のことも見下しては無い。 まぁ、人との関わり合いが面倒で、 友達も少ないから……( -。-) 見下してるって思われても仕方無い…か
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