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そういえば、アイツ……十分に頭良いのに何で俺を目の敵にするんだ?……
何故なんだ……?
「おいッ、木村」
バシッ
「痛ッ、豚?」
俺、叩かれすぎなような……
「また、教師に向かって「で?何?」
「あれを何とか「無視を続けるの?」
パシッ、バシッ、ドンッ
豚と会話してたらアイツ(倉木)から、往復ビンタ×2&顔面ストレートのプレゼント……
「痛ッ~(涙)」
本当に痛い……馬鹿力め…
いきなり何なの?……ヤバッ鼻血が…
タッ
「豚、保健室行ってくる。」
素早く立ち上がり、豚にそう告げる
「あッ、あーわかった、行ってこい」
豚は、唖然としながら答え…
俺はそれを尻目に教室を出ようと扉に手を掛ける
女子が簡単に手を出したらアカンだろ
アイツも小さい頃は可愛いかったのに…
今ではこんなに……
俺はいつからアイツとの…「まだ、無視を続けるの?」
「良いご身分じゃない、覚悟はいい?」
自分の生存本能が生命の危機を告げる…
というより、これは、無視なのか?……
「ハァッ」タンッ、バコンッ
首に回し蹴り頂きました…意味不明……
「ゴフッ、白か意外だな…」
薄れゆく意識の中、別の本能は正常でした…
~豚先生(佐藤)サイド~
「木村、授業に集中しろ」
ボカッ
俺は授業に集中して無い生徒に指事する……
ついでに、持っていた辞書の角を降り下ろしながら……
余談だが、俺は古典の先生なのだ
「痛ッ」
「授業なんて簡単すぎて、余裕だし」ボソッ
「そういう問題じゃないだろ」
俺の授業を簡単とは、なめてるのかコイツ
ボカッ
とりあえず、辞書で一喝
「痛っ、豚は黙ってろ」ボソッ
「教師に対して豚だと」
確か 、コイツは木村
全国トップの学力をほこる天才だ…
だが、いつもこんな感じで…
才能にものを言わせた体たらくぶりは、
本当に頭を悩ませられる。
この、学校は名門校だから、こういう態度はなかなかに困る……
「あの~、早く授業を再開して下さい」
ギロッ
「あっ、はいッ、すいません」
思わず敬語で返しちまった……
ヤバイ、怖すぎる……
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