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~主人公サイド(木村)~
瞼を開くと……白い天井…
視界も徐々に慣れ……
「えッと、どこ?」
わまりを見渡すと白で統一された、
カーテンと壁に囲まれていた。
「あッ、起きましたか?」
バサッ、カラカラ……
声と共にカーテンが開かれると
白衣を着た女性が立っていた…。
ウェーブがかかった茶髪のロングに
印象的なパッチリ二重……
アイツは美人だがこちらは可愛い系だ…
「大丈夫ですか」
「えッ、はい……大丈夫…です。」
「本当に大丈夫ですか?」
「別に……大丈「えいッ、」
なんか妙に念を推してきたと思ったら
叩かれた……えっ…訳がわからん……
でも、なんか可愛い……
「本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫です。
もし、異常でも、あなたの頭よりは
正常だと思います……」
『・・・・・・』
しまった、つい本音が……
「……(涙)」
うわッ、なんか泣きそう……
「すげぇ可愛い……」
「えッ……(照)」
「すいま「やだな~、木村君は~、
かわいいだなんて~
かわいいだなんて~何言ってるの~」
顔真っ赤にして、照れまくってる……
別に良いが、なんか予想と違う……
「ところでッ」
この人は話を変えないとずっと、
のろけてそうなので、
気になってたことを聞いてみる
「ここはどこで、あなたは誰ですか?
俺の名前をなんで知ってるんですか?
最後になんで俺は叩かれたんですか?」
「えッ、知らないの?……」
もの凄くびっくりしてます……
「すいません、わかりません……」
「えッ、なんで?」
なんでと言われましても……
本当にわからない……
「私のこと知らないんだ……」ボソッ
「えッ、何か言いました?」
「いえ、何も……言ってないですよ…」
「じゃあ、自己紹介と軽い説明をしますね」
「まず、ここは保健室です。
それで、私は保健医の川崎渚
木村君を知ってるのも私が保健医だから…
さっき叩いた理由は……これをみて下さい……」
そういって、白衣のポケットから
白い手鏡を出して……俺に差し出す…
「えッ」
鏡には勿論俺の顔が写ってる……
だが、その顔の頬は左右対照に腫れ上がり……
鼻の少し右上に青アザができていて……
なかなか、痛々しかった……
「すごい腫れてるし
痛いかなって思ったら……
痛くないって言ってたから…」
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