あの頃は平和でした

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・・・・・ 「?……なによ」 「なんていうかさ~…… 俺がケガしたのはお前のせいだろ だから……」 「釈然としないわね……」 ・・・・・ (話が繋がらない……俺のせいだけど…) 「……もう、いいわ… 先生…… 元を辿ればこの馬鹿のせいですが…… 授業妨害まがいのことをして… すいませんでした。」 (俺が悪いのか?…) 「あッ、あ~……… 次からきおつけてくれれば 気にしなくていいぞ……」 「本当にすいません……」 「話の途中に悪いけど…… 俺は悪くなくないか? 後、馬鹿じゃない…」 「?…なに言ってんの あんたが悪くなかったら誰が悪いの… ずっと、私のことを無視するから いけないのよ……」 「無視?……何か、言ってたか?」 ・・・・・? 「本当にわからないの?」 「わからない……」 (呆れた……コイツ素で無視してたの!?) 「そんなことよりさ」 「!そんなこと…… そんなことってなによ……」 「そんなに酷いか俺の顔?」 アイツの、 顔の近くまで俺の顔をもっていくと…… 「!煩い」パシッ 顔を紅くして…… 俺にビンタをくらわし…走っていった。 「痛ッ、変な奴…… それに何で、今謝りに来たんだ?……」 (倉木も苦労してるな……) 「まぁ、いいや…… 豚……先生、下校時間過ぎたって どういうこと……ですか」 (川崎先生に言われたから敬語… 使ってみたけど……俺には向いてない…) 「!木村……どうした 倉木のビンタで……頭が……」 「おかしくなってない…… 川崎先生に言われた」 「!……そっ、そうか… それなら、豚もやめたらどうだ……」 「やだ、そしたら 豚……先生の個性が無くなる……ます」 「?文法おかしいな…… …お前にとって俺の個性とはなんだ?」 「…?…………」 ・・・・・ 「下校時間がってどういうこと…ですか?」 (無かったことにしたな……コイツ) 「単純に下校時間過ぎたって話だろ…… …今の時間知ってるか?…見てみろ…」 豚…先生は右腕に着けていた 腕時計を俺に見えるよう差し出した…… 「えッと…PM・ 7時……?」 俺の通う学校は進学校で…… 居残りや宿題は一切無いなんていう 中々珍しい授業方針の学校だ…… でも、名門校…… その理由は自主勉強を欠かさない そんな生徒しかいないことにある… だから部活なんて無い……
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