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「あ゛ぁあぁぁあ゛ぁっ!!!!!」
もう何回目なんやろう。
あの後、俺はベッドに鎖で手足を繋がれた。
ユウは更に自由の利かんくなった俺に何度もナイフで斬りつけた。
その度に、俺は喉が張り裂けそうな程の叫び声を上げる。
やけど、一向に止む気配は無かった。
「ユ、ウ……も、やめっ………はぁっ」
『……止めて欲しい?』
自由の利かない体で何度も頷く。
『……分かった。ほんなら斬るん止めたるわ』
「ほん、ま…に……?」
やっとこの地獄が終わる。そう思ってたのに…。
不意にユウは俺の傷口を舐めた。
「んあっ…!!!!」
『……次はこっちにしようか』
俺は反応してしまった事を死ぬほど後悔した。
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