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「政宗様は大丈夫です!軽い打撲でしたので」
「ほ、本当ですか…?あの、お会い出来たりは…?」
「えぇ、本当です。意識も戻られております、ですが今は誰にも会いたくないとの事でしたので」
「…そうですか、分かりました。ありがとう御座います…」
愛姫はそう言うと彼らと別れてその場を後にした。
戻る足取りは重く表情も少し沈んでいる。
「(政宗様は大丈夫だった…。お会い出来ないのは残念だけど、仕方ないよね)」
愛姫はそう自分に言い聞かせ自室へと歩みを進める。
廊下の角を曲がり掛けた時だった。
ドンッ
「きゃっ…!」
角を曲がると同時に前から歩いてきた人にぶつかってしまった。
愛姫は急いで謝ろうとぶつかってしまった相手を見る。
其処には…
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