第4話

2/4
前へ
/60ページ
次へ
ぷっ、くくくくくっ。 実に面白い、あの小娘は内に奇なるモノを秘めておる。 政宗もなかなかのモノを秘めてはいるがアレは私が扱うには我が強すぎる。 傀儡としては…役に立たない。 だが、あの小娘…愛姫ならば利用価値は十分ある。 あの時見えた暗き妖竜が本当に愛姫のモノならば実に良い。 理想の傀儡となるやもしれぬ。 あぁ、早く見たいものよ。 最恐の化物に成り果てた愛姫の姿を…―。 「…この私が三年も大人しくしていると思ったら大間違いじゃ…」
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加