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「なんでー、まだ遊ぶー。」
「おまえは俺を殺しかけた、殺人未遂だぞ!ならどうする、なっ帰るしか無いだろ?」
一気に喋ったせいか、チビッコはポカンとしている。
俺は、じっとチビッコを睨む、大人げないと思われるだろうが、まぁ気にしない。
「さつじんみすいってなにー?」
なに!?
そうか、そうきたか。
「なぁ、そらーさつじんみすいってなにー?」
「子供にはまだはやいわ、いいから帰ろう、このままでは俺がもたない。」
そう言うと俺は公園を出ようとする、チビッコも後ろについて来ているようだ。
案外素直について来ているじゃないか、帰ったら安全な遊びなら付き合ってやろう。
そして、公園から出る一歩手前、事件が起きた。
「くらえー!」
「グハッ!」
一瞬なにが起きたのか理解できなかった。
俺は蹲りチビッコを見る、奴は手をあの地味に危険な攻撃の形にしていた。
「ひっさつ、さつじんみすい!」
わお、なんてこったシャレにならん。
まさにさつじんみすい、手加減を知らない子供の攻撃が、俺の尻に直撃。
ヤバイ、尻が割れている重症だ。
「どーだ?」
なんでそんな事きくの、見ればわかるだろ効いたよ、泣きそーだよ。
俺は十分ほどもがき苦しんでいた、そんな俺など気にもせずにチビッコはまた滑り台をエンジョイしていた。
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