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最初、それがなにか分からなかった。
いや、分かりたくなかった
まず目につくのは少しの埃すら許さないと言うような真っ白な服装。
次に最近は見慣れてしまった、その手に持っている真っ黒な銃。
そして全員がつけているひょっとこの仮面。
しかもそれが10人以上20人以下。
まるで悪夢のような景色。
・・・ほんとに夢なら良いのに。
今週何度目か分からない溜め息と一緒にストレスによる煙とか出てきそう・・・。
「なんだ、もうへばったのか?1ヶ月は頑張るとか言ってたのはどうした?」
そんなことをいいながら白い人達をナイフで牽制している黒い男と、
「や、弥津梨(ヤツリ)さんは僕が守ります!」
とかいいながら1m弱はある警棒(折り畳み式)を構える同級生。
これが私の平凡となりつつ日々。
・・・しょーじき笑えてくるんだけど。
「・・・ほんとに大丈夫か?ニヤニヤしてるぞ。」
「そっそんなことないから!」
どうやって後ろ見てっ・・・あぁ、ナイフの反射か・・・余裕そうだなぁ・・・。
「・・・さっさと病院いった方がよさそうだな・・・」
なんと失礼なっ
「おいっ。えっと、ケン!早めに済ますぞっ!」
「ハッ、ハイ!」
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