9人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
進化、それは滅びへの前進。
この星の全ては、常に破滅への道を辿っている。
絶えることのない、破壊と再生。
人類は美しき理想を築くも、やがては儚く消え逝く。
存在していくために他を犠牲にし続ける。その必要のないものまで争いに巻き込み、悪として滅ぼす。
それが、人間の本質。
世界は新しく生まれ続け、同時に腐っている―――つまり、そういうことだ。
全てはまだ何も始まっておらず、彼らもまだ互いを知らない。
だが、いずれ必ず知る時が来る。出会う時が来る。いや。
その瞬間はもうすぐそこに迫ろうとしていた。
最初のコメントを投稿しよう！