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今日も図書室で待ち合わせする。
何だか甘酸っぱいような、青春してるような、すごく心が擽られた。
カップルってこんな感じなんだ、何気ない事でもこんなに満たされるもんなんだな。
まぁ、付き合ってないけど。
「お待たせ、ＣＤ返しにきたよ」
「んー、良いよ。どうだった？」
「すごく良かった！ やっぱり好き！」
そんなに目をキラキラさせちゃって、相当このバンドが好きなんだ。
俺も好きだから嬉しいし、こうして語ってくれるのも嬉しい。
こんな顔してくれる、純粋な子が欲しい。
「あー、満足！ ＣＤも聴けて嬉しかった！」
「そっか、俺も嬉しいよそんなに喜んでくれて」
「じゃあ私そろそろ帰るね」
こうやって会っても意識されないのが新鮮で、きっと外見で判断してないんだなとか、俺の中身を見てくれてるんだとか、純粋な子だと思ったら口が勝手に開いた。
「付き合って」
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