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しかし気に入っていたのは事実で、簡単に興味がなくなるわけがなかった。
視界に入れば見つめてしまうし、男と喋っていれば気に入らないとも思っていた。
「あーもう! 俺は一体何がしたいんだ!」
そんな感情に振り回される事が不愉快で髪の毛をグシャグシャにかき回す。
気に入らなかったら無視すれば良いのに、余計に気になってどうする!
そういや名前も聞こうとして忘れていた。
だからってそんな今更名前を聞こうとなんてーー。
「名前なんて言うの?」
彼女を廊下で呼び止めてしまった。
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