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「「ただいま。」」
二人で声を揃えて家に入る。
徳一が先に風呂の湯を張りにいく。その間に買ってきたものを整理する。
いつもと変わらぬ光景。
「‥義行、‥」少しだけ、離れた場所で立っている。
「おいでや、なぁ傍にきてや。僕の話訊いて欲しいねん。‥」
ソファに隣同士に座って
「今日は色んな事があったけどな、流されたンや無いから‥僕はホンマに徳一が好きなンやから‥」
肩を抱き寄せて震える声で告げる。
僕の手を握って、
「おん、わかってる‥俺も。」
二人で顔を見合わせて、照れくさいやん‥と笑う。
先に徳一が風呂に入り身体を洗うと、
「なぁー、アイス2つ持ってきて!」と、呼び出される。
「なんやねんな、ホンマに風呂で食べる気なんや。」呆れ返りながら、風呂のドアを開けて、
「はい、アイス2つも食べたらお腹壊すで‥‥」
バッシャァーン!!
思い切りお湯を頭からかけられた
「なっ!何をすんねん。」
「アハハ、義行びしょびしょやン。」
僕の手からアイスを取って、1つ食べ始めながら、
「‥なぁ///一緒に入ろ?」
恥ずかしそにゆう。
「///‥あのね、もっと普通に誘ってや。」
服を脱ぎながら、徳一を睨むが頬が緩んで上手く睨めない。
「ちょ、あっち向いてて」
身体を洗い徳一の後ろに浸かる。
丁度後ろから抱き抱える格好で腰に手を回す。
髪が濡れて雫がうなじをつたっている。
「徳一‥‥」無意識に雫を追いかけるように、うなじに唇が這う。
「んっ‥ハァぁッ‥」
クスッ、
「可愛い。‥‥」
「義行‥止め‥てや。‥俺恥ずかしから、」
ギュッと抱き締めて
「ごめんな、凄い色っぽかったから‥」
「‥アホ‥///、はい、アイス‥」
「僕の分なんや、ありがと。」
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