季節外れの‥‥8

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「「ただいま。」」 二人で声を揃えて家に入る。 徳一が先に風呂の湯を張りにいく。その間に買ってきたものを整理する。 いつもと変わらぬ光景。 「‥義行、‥」少しだけ、離れた場所で立っている。 「おいでや、なぁ傍にきてや。僕の話訊いて欲しいねん。‥」 ソファに隣同士に座って 「今日は色んな事があったけどな、流されたンや無いから‥僕はホンマに徳一が好きなンやから‥」 肩を抱き寄せて震える声で告げる。 僕の手を握って、 「おん、わかってる‥俺も。」 二人で顔を見合わせて、照れくさいやん‥と笑う。 先に徳一が風呂に入り身体を洗うと、 「なぁー、アイス2つ持ってきて!」と、呼び出される。 「なんやねんな、ホンマに風呂で食べる気なんや。」呆れ返りながら、風呂のドアを開けて、 「はい、アイス2つも食べたらお腹壊すで‥‥」 バッシャァーン!! 思い切りお湯を頭からかけられた 「なっ!何をすんねん。」 「アハハ、義行びしょびしょやン。」 僕の手からアイスを取って、1つ食べ始めながら、 「‥なぁ///一緒に入ろ?」 恥ずかしそにゆう。 「///‥あのね、もっと普通に誘ってや。」 服を脱ぎながら、徳一を睨むが頬が緩んで上手く睨めない。 「ちょ、あっち向いてて」 身体を洗い徳一の後ろに浸かる。 丁度後ろから抱き抱える格好で腰に手を回す。 髪が濡れて雫がうなじをつたっている。 「徳一‥‥」無意識に雫を追いかけるように、うなじに唇が這う。 「んっ‥ハァぁッ‥」 クスッ、 「可愛い。‥‥」 「義行‥止め‥てや。‥俺恥ずかしから、」 ギュッと抱き締めて 「ごめんな、凄い色っぽかったから‥」 「‥アホ‥///、はい、アイス‥」 「僕の分なんや、ありがと。」
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