季節外れの‥‥8

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ゆっくりと義行が入ってくる。時間を掛けて解しても、初めて受け入れるモノは、想像以上の質量を持って徳一を支配する。 「グゥッンッ‥‥イッ、‥‥」 痛みと異物感で表情が歪む。 チュッ、‥うなじにキスを落とし、耳元で 「‥徳一、力を抜いて‥‥大丈夫やから、‥あと‥少し‥‥」 「‥ん、‥義行ィ、キスしてやぁン‥」 瞼にキスしてから。‥唇にやさしく、そして ‥萎えかけた芯をやさしく撫で上げる。 「アァッ‥‥、ンッ‥」 一度熱をもった身体は感度が良すぎ直ぐに反応してくる。 前の動きに連動しているかのようにナカがゆっくり動き出す。 「ンッ‥徳一‥ホンマに可愛いい‥‥僕ので、感じてや‥ンッ‥もっと、訊かせてや、‥」 「やぁぁン‥ンッ‥ ょ‥ンッ‥しゆぅ、きぃ‥‥ンッフ、ハァんッンッ‥‥ヤァッ‥すぅ、‥きぃ。‥大好きィっ‥」 「僕も‥‥離さんンッ‥から。‥」 僕の動きに感じている徳一が愛しくて、優しくする筈が徐々に欲望に走ってしまう。 「‥アァッ‥アカン‥俺、イッ、‥アァッ、ハァん、」 徳一が欲望を吐き出し、ナカが収縮してその刺激とトロンとした顔が微笑むと、頭が真っ白になり達してしまった。‥ しばらく抱き合ったまま、息を整える。 汗で額に貼り付いた前髪をかき揚げて、 「徳一、大好きやょ。時間を掛けてもっと好きになりたい。‥」 頬にキスして耳元で囁く。 「ぉん‥もっと好きになって俺だけを‥」 幸せそに笑って僕の鎖骨にキスする。緩く、舐めるよに‥‥ 「俺のッて‥印つけたい‥‥」 僕は徳一の一番好きな笑顔で、 「ええょ‥好きなとこに好きなだけつけて。‥‥僕は、徳一のもんやから。‥」 髪を梳きながらこたえる。 恥ずかしそに起き上がり、 「義行、風呂いこ。‥」 「おん。」 バスタオルで徳一を包むと、着替えを渡してお姫様抱っこをする。 「ちょ、止めてや‥」 「クスッ、歩いたら、僕のが垂れるで‥‥」 耳元でゆうと、顔を真っ赤にして 「この、スケベ‥‥」 「ちゃうよ、僕は好きなだけ。‥」 チュッ、 そう言って、頬にキスをした。
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