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義行に礼をゆうと、笑って
「頑張ってや。‥聞いてる限りやとおじさんとの会話恋人同士やン。」
「‥ちゃうから、友達やねン。‥‥まだ、なっ。」
「流石やね。やっぱ、格好ええな。僕も見習わなアカンや。‥」
フッと、笑うと義行が自信なさそうにうつ向く。
頭をクシャクシャッと撫でて、
「お前も充分男前や。‥俺が徳一を任してンやから。俺かて見習わなアカンねん。義行ぐらいアイツを大事にせなな。」
嬉しそに笑うと徳一の傍にかけよって行く。
‥ホンマに仲ええねぇ~。
俺かて頑張らなな。取り敢えず洗濯でもしょうかぁ。
洗濯物をセットして軽く掃除を始める。
自分の部屋を片付けて明日の用意を済ます。
今度はどれだけ長くなるかわからない。今までなら何でもない事なのだが、アイツの事が気掛かりで出来るだけ短く済むように願う。
‥土産物でも買ってきたらまた逢う口実が出来るかな。
そんな子供じみた考えに気恥ずかしくなる。
「さてと、徳一の部屋どうしょうか。」
中に入るのを躊躇ッてしまう。今までなら簡単に入れたのだが、一線を越えた今、考え込んでしまう。
‥そこまで気ィ遣わんでもええンやろけど、ヤっちゃったあとやと見られて不味いもんがあったらややろうし‥‥
まぁ、ほっとこか。自分でするやろ。
考えた挙げ句徳一の部屋には入らなかった。
俺は、下に行き先輩の写真に話し掛ける。
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