季節外れの‥‥12

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苦笑いしながら仕事に取りかかる。 「なんかなぁ‥悪い気がするな。何でこんなに話が大きなんやろ?‥ 」 「アハハ、昼間の電話皆に聞かれたからやん。」 「笑い事やないで‥」 書類をまとめながら、 「義行は俺帰ったら徳一どこで待つんや?」 「あぁー、図書室にでも行くから。」 「悪いな‥」 定位置に座り直した義行が俺にゆう。 「僕の事よりも自分の事心配しぃや。」 「ン‥まぁそやねん。俺な、酔ぉたら記憶飛ぶねん‥‥やからいつもイエノミなんやけど。余計な事口走ったら‥‥」 負のオーラを纏い始めた俺に、ええ事教えたろか、と話始める。 「先生これな、徳一のおじさんが僕にゆうた台詞なんやけど、 ゆっくりと二人で話して、ええ雰囲気になったら‥なっわかるやろ‥ッて、‥自然の成り行きですやん‥ッて、」 恥ずかしそに話をする。 「///‥なっ!何やねんそれっ!‥」 「アハハ、凄い人やろ?‥僕に勧めんやで。」 紅くなった俺をみて笑う。 「ムッチヤ、凄いやん‥普通ゆえんよな。」 「でもな、今の先生には丁度ええ台詞やと思うねん。‥相手の人が二人で飲みたいッて事はそうゆう事やろ? 誰にも迷惑かけへんし、誰もみてへんし‥‥」 「ちゃうわ‥ッてか、あんまりゆわんとってや。俺、意識してしまうやん。」 話を切り上げ仕事に集中する。 取り敢えずの急ぎの仕事も片付いて先程の言葉を考える。 ‥自然の成り行きかぁ。‥‥ン? 「なぁ、義行は自然の成り行きになったン?」 「‥グッ///‥聞かんとッて、‥///‥」 真っ赤な顔で窓枠に突っ伏した。 「‥なったンや。」 何故か不思議な感じがした。 確かに、好き同士の二人がゆっくり話してたらええ雰囲気になるのは当たり前の事や。 ‥ん、自然の成り行きやんな。 そっかぁ、義行と徳一がねぇ‥ ジィーッと義行を見てると顔が紅く染まっていくのがわかる。 「ええやん僕の事は‥」 「ん、まぁ、‥ちょっとだけ羨ましなぁーッて、‥」 素直な気持ちが言葉になる。
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