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「なっ!/////‥何すんねん。」
真っ白な肌にくっきりと花弁が散りばめられていた。
「クスクス、スッげぇなぁ…見事についてンな。
しかし、俺こんなに付けたか?」
と、笑うと恥ずかしそうにシャツを元に戻しながら、口を尖らせた。
「貴史以外に誰がすんねん。‥
俺、ムッチャ恥ずかしンやからな。背中にもあるし、‥‥その‥‥脚にも‥‥///」
耳まで真っ赤にして俯く。
俺も自分のシャツを捲って見せ付けてやる。
「ほれ、俺のも凄いで。‥
見てみ‥‥黒くてもようわかるやろ?…
全部‥‥お前が付けたンや…。」
一瞬、目を細めて切な気に吐息を吐く。
俺の前で崩れ堕ちる。‥
膝まつき俺の素肌に頬を寄せる。
「これ‥全部俺が付けたンや…。
‥‥夢やなかった。‥貴史、俺‥‥もうお前と離ればなれなんのは、イヤや。
貴史は俺のもんやんなぁ…。
好きやって…ゆうてもええンやな‥
痕が消えン内に、また‥‥逢ってくれるか?…」
「当たり前や、お前のぬくもり忘れン内に、‥‥なっ。
必ずや。」
そう答えると、又1つ俺の素肌に花弁を散らした。
‥‥何や、全然変わってへんかった。
昔のまんまの一裕や‥
甘えたで、寂しがりやで、‥‥
俺と二人きりの時だけ素直で‥‥
‥‥何なんやろな。‥
やっぱぁ、ムッチャ愛しくて切なぁなるやんなぁ…。
一裕が俺に縋り付くのを髪を梳いてやりながら上から見つめていると、前髪が眼にかかり切な気に唇が震えている。
ゆっくりと手を貸して立ち上がらすと、そのまんま詰く抱き締めた。
「ずっとずっと、一緒やから‥‥
心配せんでもええンやで…
俺は、此処に一番に帰ってくるから‥。
やから‥お前はもう何処にも行くな。
絶体にもう、さよならは言わへん。」
「ぉん、‥待ってる。‥此処で、俺‥お帰りって言える様に待ってる。」
「ンっ、ええ子にしてンやで。」
「アホか。‥もう、おっさんや‥‥。」
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