季節外れの‥‥17

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突然に自分の話になり、焦る必要も無いに慌てしまう。 「そうやん。俺等の事より先生の話訊きたい。 なぁ、もしかして‥朝、まだ部屋に相手の人居った?」 俺の顔を覗き込むように訊いてくる。 またもや必要以上に挙動不審になってしまう。 「なっ‥ちょっ‥‥何で知ってンねん!‥‥電話訊いてたなぁ!/////」 「クスクス、先生‥‥自分でバラしたらアカンやん。僕等そんな事ゆうてないやん。」 勝手にコーヒーを淹れて徳一に渡し、俺の側に二人が座る。 ‥しもた‥‥何で墓穴掘ってしまうンやろ‥ ドーンと落ち込んでいる俺に、 「まぁまぁ、ええやん。俺等な、朝、義行ん家寄ってン。そしたら、先生ん家からTVの音がしたから‥」 「なぁ先生‥プリン喜んでもらえた?」 「あぁ、‥‥スッゴい喜んどった。 旨い‥って///‥」 昨夜の事を思い出して顔が赤くなる。 それを見透かした様に義行が笑う。 「そっかぉ、良かったやん。」 「なぁ、何で今日はYシャツにネクタイなん?」 そう言いながらいきなりネクタイに手を伸ばしかけるのに驚いて、立ち上がり椅子を倒してしまった。 「何を動揺してんねん?先生、挙動不審やで。」 義行が笑いを堪えながら俺をみる。 「なぁ、先生‥俺今、気ィ付いたンやけど 右の頬っぺたどうしたン?赤くなってンで。」 「アハハ、徳一のお子ちゃま~。」 「ええっ、‥ちょっ、何? 右の頬っぺた?」 俺は慌て鏡を見る。 ‥紅くなってるぅーーー/// 笑いの堪えきれない義行が 「アハハ、徳一あれはきっとネクタイを結びながらの‥‥行ってらっしゃいのチュ-ってとこやで まっ、少し濃いめやろけどな。」 とゆう言葉を訊きながら絆創膏を探す。 それを見ながら徳一が 「‥なぁ、ええやん。‥隠さんでも。 その人、きっと‥‥先生の事一人占めしたいンやろし、皆に‥‥俺のもんって見せつけたいンやで‥‥ やから‥‥隠したらアカンやん。」 切な気に話す徳一を後目に焦ってしまう。 「あっ‥アホか!こんなん‥‥俺知らんかった。‥‥嘘やん!///ああぁぁ~!‥」
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