季節外れの‥‥17

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あまりにも朝と様子が違い自信無さげに話す。 「せやな、‥‥変やないと思うで。誰にだってそんなとこあんで。‥ まぁ、行動にうつすかうつさんか って違いやろ。 けど、お前等の場合はお互いに 好きや って確信があるからな。 俺かて、許されるんやったらだらしなくてもアイツと部屋に籠ってたいし、 やから、誰だってそんな風に考えるンとちゃうかな。」 義行の事を否定せず優しく話かける。 「まぁ‥‥俺はまだその段階や無いし。 お前等みたいにまだ、‥愛されてるって自信が持たれへん分、目に見える何かが欲しいねん。‥‥ 言葉も嬉しいけど、‥‥ぅん、なんてゆうたらええンかな? ‥繋がってたいねん。 ‥気持ちがな、‥‥離れてしまわんように。」 言葉を探しながらゆっくり話す。 「‥けど、先生って‥ずっとその人の事想い続けてたンやろ? そんな痕なんか無かっても大丈夫なんとちゃうん?」 「‥ん‥せやな。‥‥けど想い続けてた時は自分だけの想いやけど‥‥今は、相手がどう想ってくれてるか‥気になるやん。 ましてや、相手が結婚してて子供が居ったら‥‥なっ‥‥」 「何?その具体的な話、訊いてあげたン?」 「ぅん、まぁ‥‥昨日訊いた。‥大体の事は‥‥」 恥ずかしくて照れ笑いをしてしまった事を義行は見逃さなかった。 「良かったやん、上手いこといったんやな。」 自分の事の様に喜んでくれる。 「まだやねん。‥次が正念場かな。家に来いって言われたから。‥‥」 不思議そな顔で 「奥さんは?」 って訊いてくる。 「ん‥ 病気で亡くなってはるらしいねん。‥いくつか知らんけど子供が居るらしいねんな。その子に紹介したいって言われてんねん。」 そこまで話して、はぁ~と、ため息が漏れる。 「男の子?女の子?」 「怖くて、訊いてへん‥‥。 やって、男同士やん。‥‥キモいって言われたら‥‥ええねんで俺が言われるんは‥‥アイツが言われたら‥‥」 俯きがちな俺に 「まぁ、大丈夫やで。本人がゆうてんやから信用してええンちゃうん。」 励ましてくれる。 「ぅん、せやな。ありがと。‥‥ って、話それたけど徳一はどうなん? 痕付けて欲しい派なん?」 自分の話になり慌て話を元に戻す。 「えっ、まぁ‥‥昨夜それで泣かれてしもてん。」 「今朝は機嫌良かったやん。」
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