季節外れの‥‥17

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「まぁね。ちゃんと正直に今の話したらわかってくれたみたいやけど‥‥今朝も先生の見て、羨ましそうやったから ちょっと気になってん‥。」 「ほなっ、付けたったらええやん。‥見えへんとこにでも‥‥。」 と、言いながら昨夜の事を又思い出して顔が紅くなる。 今、俺の身体にはアイツが付けた無数の痕があんのに‥‥ そして、そうゆう事にいち早く気付くのが義行って事も 俺をじっと見据えて 「先生も、付いてるンやろ?やから、今日は着替えてへんのやろ?」 「グゥッ‥‥/////。うっさい!俺は関係ないやろ!」 「クスクス、嫌やなぁ~。当たりみたいや。 実はな、僕にも付いてンねん。‥徳一な、付けるのも好きみたいやねん。僕は困らへんのやけど‥‥ そんなん付けて、嬉しいんかなって‥ 徳一は自己満足やってゆうてるけど。‥」 まるで徳一の気持ちがわかっていない。 ため息混じりに頭を抱えてしまう。 「案外、義行って冷たい奴っちゃな。‥‥痕見たりして何も感じへんのか?」 「ウ~ン、特に何も‥‥。」 見も蓋も無い言い方に、さらに頭を抱えてしまう。 「その‥‥付けてくれた時の姿や表情、‥‥気持ちとか‥思い出さへんか?」 少し徳一が拗ねたり妬きもち妬く気がわかる気がした。 「そやなぁ、付けてる時はむっちゃ可愛いくて愛しいけど‥‥痕を見ては特に何もないなぁ。 やって、思い出さんでも徳一の今の笑顔を見てたいやん。」 グランドから視線を離さず答える。 「なるほどね、いつも近くに居るからそう思うんやな。‥‥でも‥徳一が不安になんのわかる気がするな。 前もゆうたけど、アイツはお前と気持ちを共有したいねん。 やから、おんなじ想いを持ってくれて無い様で‥‥多分、寂しいんやな。‥」 「じゃぁ、思い出せばええンかな?」 「いや、そんなんお前には無理やろ? とりあえず、付けたい。付けて欲しい。って思ってる徳一をどう感じるか、もう一回考えてみたら?」 眉間に皺を寄せながら、 「考える‥って言われてもな。‥‥」
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