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アイツが煙草を消すのを合図の様に俺は傍に座る。
額と額をくっ付けて熱を見る。
「一寸ましになったみたいやな。‥」
「せやな、大分気分がええ。‥」
「無理すんなや。‥今日はもうゆっくり寝たらええから‥」
「あぁ、そうさせてもらうな。」
そう言って素直にベッドに戻る。
風呂に入ろうかと着替えを用意してもう一度様子を窺うと、薬が効いているのかスヤスヤと眠っている。
俺は安心してお風呂に入り貴史の傍に座る。
「そや、」
俺はバケツにお湯を汲みタオルを用意して傍にいき声をかける。
「身体拭こか?‥汗もかいたやろし、このままやと気持ち悪いやろ。」
「ン? あぁ、そやなぁ。‥‥けど、そんなんされたら俺我慢出来へんで。」
と、ニカッと笑う。
「アホか。///‥そうゆう事やなく。‥」
「クスクス、わかってるって‥‥」
起き上がり上半身裸になる。
「一寸寒いけど辛抱してや。」
熱いめのタオルで身体を拭き始める。身体が冷えない様に別のタオルを身体にかぶす。
「自分で拭けるで。」
「ぅん、わかってる‥‥けど、」
「ありがと。‥‥ええ気持ちや。一裕の時は、俺がしたるからな。‥」
「ぅん、‥けど、お礼なんかゆわんとってや。俺が我儘ゆうてしてる事やし‥‥。」
「そんな事ないで。‥俺も甘えてるし‥‥
なぁ、‥治ったら俺ん家に来てや。‥そやないと‥‥隙だらけのお前を襲ってしまうで。
かまへんか?‥」
「‥ぅん、‥」
「クスッ、‥襲ってもええンやな。」
「えっ?‥///‥ちゃうって、その返事やないって‥」
慌てて言い直そうとするのを遮られて、
「なんで?‥俺前にゆうたやん。身体洗って待っとけって‥‥やから、風呂入ったンやろ?」
と、意地悪く言いつつ、俺のまだ渇ききっていない髪に手を差しいれる。
「‥ぅん、‥‥そやけど俺‥‥やっぱり子供の事が気になるし‥‥
もし‥‥もしも、お前が子供から軽蔑されたりなんかしたら‥‥」
「そんな子やないから‥心配すんなや。
やって、俺等の事応援してくれてンやで。」と、可笑しそにゆう。
「‥なっ、‥なんでなん?」
「俺等の間に隠し事無し。って関係で育ててきたからな。‥やから、ほとんどの事は話してるし‥‥
アイツ の事も俺は把握してるし‥‥
やから、ホンマに心配せんでええねんで。」
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