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「ハハハ、お前らしいな。‥
まぁ、俺の子供はお前が思てるよりは‥‥多分、おもろい奴やからな。素直やし。
‥それに一裕に似た所もあるしな。」
クスクス笑いながら教えてくれる。
「俺に‥‥?」
「あぁ、‥よぉ似てる。」
不思議そな俺笑いかける。
「淋しがり屋で‥甘えたで‥考え過ぎて直ぐに不安になる所なんかそっくりや。‥‥
よぉ似てる。‥だから、‥俺は、何があってもアイツを護ってやりたかったンや。‥
‥‥多分、‥一裕をよぉ護ってやらんかった、罪滅ぼしかもしれん。‥」
そうゆうて髪にキスを落とす。
顔を上げてアイツを見ると、本当に優しそな表情をして俺を見ていた。
‥ちゃう、‥見守ってくれてるンや。
俺が不安にならんように‥‥
「グスッ、‥貴史‥‥俺、ホンマに大丈夫なんやって思えてきた。‥
貴史と一緒に居る為やもんな。‥
こんなとこで人見知り発揮してもしゃぁないもんな。‥」
赤い涙目のまま微笑むと
「そうやで、‥お前は、そのまんまでええねんで。
一裕にはええとこが一杯あるンやからな。
‥俺、優しいお前が‥‥‥
俺の事を一番に思てくれる一裕が好きや。‥」
「///‥ぅん‥俺もなんもゆわんでも察してくれる貴史が‥‥好きや。
俺の事を一番にしてくれる貴史が‥
ホンマに好きや。‥」
抱き締め返しながら顔を覗くと、紅い頬のアイツが笑う。
「‥///‥そっか、何や、照れるな。‥
あんまり素直過ぎて。‥」
「やって、‥もう、後悔なんかした無いし。‥
‥離れた無いから‥‥」
そんな会話を交わし俺は貴史の腕の中で眠った。
‥はぁー‥‥そうやんな。‥不安よりも嬉しい事の方が多いやんなぁ。‥
先程と同じ事をもう一度思う。‥
そんな事を思い耽っていると、相変わらず頭がズブ濡れのアイツがタオルを肩に出てくる。
「ぁあ゙ーもう、!いっつもゆうてるやンか。乾かさなアカンって。‥治ったとこやのに、また熱出んで。‥」
慌ててドライヤーを取りに走る。
「まぁええやんか。‥俺、一裕に乾かしてもらうのが気持ちええし、‥
それにや、これからは俺の世話お前がしてくれるンやろ?」
「///アッ、アホか。俺はヘルパーさんや無いで。‥」
と、照れ隠しにゆうと
「それ、ええねぇ。‥一生面倒見てもらおか。
俺が一裕居らななんもでけへンくらいに‥‥なっ。」
「‥ぅん。‥‥ほらっ、乾いたで。」
「おぅ、ありがと。‥あぁ、スッキリした。‥
お前はシャワーは?」
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