季節外れの ‥‥20

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「ハハハ、お前らしいな。‥ まぁ、俺の子供はお前が思てるよりは‥‥多分、おもろい奴やからな。素直やし。 ‥それに一裕に似た所もあるしな。」 クスクス笑いながら教えてくれる。 「俺に‥‥?」 「あぁ、‥よぉ似てる。」 不思議そな俺笑いかける。 「淋しがり屋で‥甘えたで‥考え過ぎて直ぐに不安になる所なんかそっくりや。‥‥ よぉ似てる。‥だから、‥俺は、何があってもアイツを護ってやりたかったンや。‥ ‥‥多分、‥一裕をよぉ護ってやらんかった、罪滅ぼしかもしれん。‥」 そうゆうて髪にキスを落とす。 顔を上げてアイツを見ると、本当に優しそな表情をして俺を見ていた。 ‥ちゃう、‥見守ってくれてるンや。  俺が不安にならんように‥‥ 「グスッ、‥貴史‥‥俺、ホンマに大丈夫なんやって思えてきた。‥ 貴史と一緒に居る為やもんな。‥ こんなとこで人見知り発揮してもしゃぁないもんな。‥」 赤い涙目のまま微笑むと 「そうやで、‥お前は、そのまんまでええねんで。 一裕にはええとこが一杯あるンやからな。 ‥俺、優しいお前が‥‥‥ 俺の事を一番に思てくれる一裕が好きや。‥」 「///‥ぅん‥俺もなんもゆわんでも察してくれる貴史が‥‥好きや。 俺の事を一番にしてくれる貴史が‥ ホンマに好きや。‥」 抱き締め返しながら顔を覗くと、紅い頬のアイツが笑う。 「‥///‥そっか、何や、照れるな。‥ あんまり素直過ぎて。‥」 「やって、‥もう、後悔なんかした無いし。‥ ‥離れた無いから‥‥」 そんな会話を交わし俺は貴史の腕の中で眠った。 ‥はぁー‥‥そうやんな。‥不安よりも嬉しい事の方が多いやんなぁ。‥ 先程と同じ事をもう一度思う。‥ そんな事を思い耽っていると、相変わらず頭がズブ濡れのアイツがタオルを肩に出てくる。 「ぁあ゙ーもう、!いっつもゆうてるやンか。乾かさなアカンって。‥治ったとこやのに、また熱出んで。‥」 慌ててドライヤーを取りに走る。 「まぁええやんか。‥俺、一裕に乾かしてもらうのが気持ちええし、‥ それにや、これからは俺の世話お前がしてくれるンやろ?」 「///アッ、アホか。俺はヘルパーさんや無いで。‥」 と、照れ隠しにゆうと 「それ、ええねぇ。‥一生面倒見てもらおか。 俺が一裕居らななんもでけへンくらいに‥‥なっ。」 「‥ぅん。‥‥ほらっ、乾いたで。」 「おぅ、ありがと。‥あぁ、スッキリした。‥ お前はシャワーは?」
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