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照れながらも礼をゆうと、
「ええって。」と嬉しそに徳一が笑う。
俺も嬉しくなり、つい‥‥
「そやっ、‥‥これ小遣い。」
「先生かまへんって、軍資金は親父からちゃんともろたし。」
「そやけど足らんかったら困るやろ?」」
「気ィ遣わんでもええって、僕等おじさんに怒られるやんな。」
「そうやで。」
「けど‥‥まぁええやん。かっ‥‥家族になったンやから‥‥遠慮せんといてや。」
恥ずかしながらも今の気持ちを素直にゆうと二人が嬉しそに笑い、
「ほな、‥ありがと。」と受け取る。
「気ィつけてな。」
「うん。行ってきます。」
二人を見送ると気付かない間に咥え煙草のアイツが後ろに立っていた。
「小遣いやり過ぎやで。」と頭を小突く。
「ええやんか。俺も親になりたいやん。」と笑うと
「あほらし、‥そんなんせんでも充分アイツ等の面倒みてきたやん。」
「それはやな、‥その‥‥先生としてやん。貴史の子供としてとちゃうやん。」
頭をポンポンっと撫でるようにされ
「気にしぃが。‥‥」と笑われて軽くキスを交わす。
「‥んっ、‥」
「でも、ありがとな。」
二人で二階の貴史の部屋にあがる。
「これでやっと二人きりやな。」
「///‥ぅん。‥」
「なんや?‥もしかしてまだ恥いんか?」
「あっ、‥‥当たり前やろ。‥お前ん家でって、‥‥」
「これからは、お前ん家でもあるんやで。」
「‥ん、‥」
何も無い部屋にアイツが布団を敷く。そして、ごく普通に
「シャワーはどうする?」
「えっ?‥///‥‥ん、浴びたいけど‥‥」
「じゃぁ、一緒にはいろか。」
「ちょっ、///‥‥」
「アカンか?‥‥」
照れて真っ赤な俺を笑う。
俯きながらも、「ぅん、‥‥一緒が、‥ええ。」と答えると俺の手をとり階段を下りる。
風呂に湯を張り、アイツが先に入る。俺も後について入ろうとしたが、思い出し冷蔵庫にいきプリンを持ってくる。
「‥ん?何でプリンやねん。」
「あぁ、風呂で食べさしてあげよかなって、‥」
「ええねぇ。」
シャワーを掛け合い初めての時のようにふざけあう。
「アホっ!頭からかけんなや。」
「ええから座りぃな。頭洗ってやるから。‥」
「頭だけか?‥‥それやったら、俺は一裕の身体を洗って‥」
「アホっ!!!‥‥恥ずぃ事ゆうなや。」
俺は少し乱暴気味にワシャワシャと洗い始めた。
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