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「痛かったらゆえよ。‥」
「ぅん、‥大丈夫や ‥からぁ、お、‥お願いやからぁ、‥‥くだ、さ‥いィィ、‥なぁ、‥キスぅ、‥‥キスして‥‥やぁ、ンっ。‥‥」
俺の髪を梳き快楽にゆらんだ声で
「クスッ、‥ホンマに‥‥そんな可愛いくおねだりされたら、俺、‥‥優しくする余裕無いで。‥」
「あんっ、‥かまへん。‥優しくな、くてもぉ‥‥俺、‥‥」
その言葉が合図となり容赦なく射し込む。
「あっ、‥‥あ゙ぁ゙アァァ、‥ンっ。」
「‥‥お前が可愛い過ぎんねんで、‥」
そう言っておでこにキスをされ
「‥はぁいィ、‥ご‥‥ごめんなさい。‥」
「クスッ、何で謝るン?」
「‥わっ、からへん。‥‥けどぉ‥‥俺、なんか変、‥やねん。‥ンっ、お前のぉ‥‥アァァ、ゆ、‥‥ゆう事をぉ‥‥聞きたいねん。‥‥縛られた、‥ィ、ねん。‥ぉ、俺、‥おかしっ、‥ィ、ィィ、‥ンっ、‥んかな。‥」
「そんな事あらへんで。‥‥お前は俺のもんやから、‥‥よぉゆう事聞きや。‥‥そしたらもっと、可愛がってやんで。‥」
「はぁっ、‥はいィ。‥貴史のぉ‥‥ゆう事、‥聞くからぁ゙アァァ、‥‥もっと、‥‥もっと、‥ください。‥」
アイツは愛おしいそに笑い口内まで犯すかの様にキスをする。
「えらい、‥感じんやな、‥」
「あっはぁ、‥ごめん、‥でも、身体がぁ、‥‥がまん、でけへんねん。‥きっ、気持ちが‥‥アアンっ、‥らっ、‥らめぇ、‥アカンっ、‥」
アイツが動く度に、‥アイツが俺の中に入ってくる度に、身体が引き摺られる様な、アイツにすがりつく様な感覚が後ろからジワジワと侵食してくる。
その度に俺の身体はアイツを受け入れる悦び浸り喘ぐ。
そんな俺に意地悪気にアイツは問う。
「こんなに乱れて‥‥まさか、他の奴としてたんか?」
「やっ、‥してへん。‥ホンマにィ、‥‥ンっ、‥はぁ、してへんか、‥らぁ、ンっ、‥‥俺お前だけ、‥やもん。‥アアン、‥」
「フッ、‥解っとるよ。‥やから、あんまり締め付けんなや。‥ンっ。」
アイツの頬が快楽に歪む。
「ごめん、‥けどぉ‥俺、‥アァァ、た‥か、ふみィ、ィィ、‥」
アイツはきつく俺を抱きしめた。その強さが愛情の深さのようで、悦びと共に果ててしまう。
その後を追うようにアイツも‥‥
‥俺は身体の中に注ぎ混まれる欲望に浸ってしまう。
「一浩、‥‥もうお前を離さへんから‥」
その言葉を子守唄の様に聞きながら俺は眠りについた。
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