季節外れの‥‥3

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風呂からあがり改めて恥ずかしくなる。誰が見ていた訳じゃないのに 「しゃぁないやン‥生理的なもんやし‥」 言い訳が零れる。 水を飲もうと冷蔵庫を開けプリンに気付く。 ‥どうせやったら、賞味期限キレるまでに逢えたらええなぁー 願掛けに近い気持ちで眺める。 コップに水を入れ、携帯の着信に気付く。 ‥誰やろか? 画面には《井本》の文字が‥ 慌てて留守電を聞く。 ‥えっ、仕事ってこんな時間からなん?‥っていうか、俺電話でぇへンってゆうたやン‥ 着信が何度もあった事を知ると、嬉しくなる。 それも 逢いたいねン‥諦めへンから‥って言われて、心臓がドキドキ騒ぎだす。 時間を見ると調度風呂に入ってた頃‥ 改めて顔が紅くなる。 ‥なんか恥ずかしィ アイツの事を想ってた時に電話あったって ‥しかも あんな事を‥‥ 余計に喉が渇きコップの水を飲む。上手く頭が働かない。今夜は、電話を待っていた方がいいのかどうか。 取り敢えずは枕元に携帯を置き、音量を上げておくことにした。
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