季節外れの‥‥3

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夢の中で俺は高校生に戻っていた。 ‥夏休みの前‥‥呼び出されたクラブハウス その時迄もクラスメイトとして中々上手く友達としてやってきた。 と、ゆうか体育祭の一件で俺の関心はアイツしかなかった。 同じクラスになった時は、アイツの方から話し掛けてきてくれて …嬉しかった。 偶々、隣同士やったから授業中も喋りっぱなしやった。 ‥楽しかった、このまま片想いでもかまへンって思うくらい。 所在なさげにボールを壁に蹴る。アイツが何か言いたげに俺を見る。 「なぁ‥訊いてもええやろか?」 「ぉ‥おんっ‥」 何を言われるンやろかってドキドキしたまま俺は、俯いて返事をした。 「お前やぁ、俺の事好っきやろ‥」 真っ赤になる隙もなく 「おんっ!」って勢いよく応えてしまったンや。
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