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夢の中で俺は高校生に戻っていた。
‥夏休みの前‥‥呼び出されたクラブハウス
その時迄もクラスメイトとして中々上手く友達としてやってきた。
と、ゆうか体育祭の一件で俺の関心はアイツしかなかった。
同じクラスになった時は、アイツの方から話し掛けてきてくれて
…嬉しかった。
偶々、隣同士やったから授業中も喋りっぱなしやった。
‥楽しかった、このまま片想いでもかまへンって思うくらい。
所在なさげにボールを壁に蹴る。アイツが何か言いたげに俺を見る。
「なぁ‥訊いてもええやろか?」
「ぉ‥おんっ‥」
何を言われるンやろかってドキドキしたまま俺は、俯いて返事をした。
「お前やぁ、俺の事好っきやろ‥」
真っ赤になる隙もなく
「おんっ!」って勢いよく応えてしまったンや。
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