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‥えらい事ゆうてもた‥
きっと、キッショ!って言われる。
全部終わりやぁー!
それから、頭に血が昇り耳まで紅くなって、どないしょって思って蒼くなって‥
目の前のアイツを見ると複雑な顔をしてて‥
怒ってるよな、笑てるよな変な顔。
「アハハーヤッパお前ええわぁー。」ってゆうていきなり腹抱えて笑いだした。
大笑いした後に
「俺も好っきやで…」
初めてアイツの横に並べた気がした。
手が届かないと諦めていたものが手に入った日。
真っ直ぐ見つめる瞳に俺だけが映ってた日。
‥ホンマに嬉しかった。
アイツに触れたかった。
そんな気持ちを察するように近づき、俺の両手を取り自分の頬を挟むようにあてた。
「おっきい手やな、俺この手も好きや‥」
感触を確かめるよに眼を瞑る。
心臓がバグバグ鳴って、アホな事を訊いてしまう。
「‥ぇ‥えっと、抱きしめてもかまへんかな?」
「クスッ‥アホやな、そんなん訊くなや‥」
頬から手を離し抱きしめた。
アイツが顔を上げてニカッと笑う。
胸が熱くなってもっと触れたくなる。
「ァ‥あのさ、キ‥ス‥しても‥ええ?」
「アハハー、何回ゆわすねン。察しろや‥」
半場キレ気味に言われて少しショゲながら
幼い重ねるだけの口づけを交わす‥‥‥
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