季節外れの‥‥5

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弁当を食べる気も失せて、携帯を覗く。 ‥着信アリ‥ 留守電をチェックする。 「俺!今仕事終わってン。今晩会われへン?6時ぐらいに駅で待ち合わせな‥あっまたかけるじゃぁ‥」 ‥エッ!何なん?勝手に決めてるし  これってどうゆう意味なン?  晩飯?  呑みにいくの?  単に、会うだけとか‥  会って話したいってゆうてたけど 考えとは裏腹に、次第に顔が綻んで紅くなる。 口元に笑みがこぼれて携帯に耳をあてたまま部屋をウロウロしてしまう。 ‥嬉しい…けど、素直に喜ばれへン‥ 「どうしたらええねン‥」 携帯を握ったまま、昼休みのチャイムも聞こえずにボンヤリ窓の外を眺めていた。 ‥義行に相談しよか、って何でやねン。  でもアイツしか話でけへんやン‥ うっわぁー、最悪! ホンマに何なん! 逢いたいけどさ、急、過ぎんねン‥ 俺、スーツやしさ、学校の生徒とか先生達に顔さすやン。イヤ、それより奥さん居るくせに‥ けどさ‥ホンマにもう一度逢えるン? 嘘やないやろな‥ 逢ってもええンやろか‥
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