季節外れの‥‥7

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このまま家に居っても余計な考えしか浮かばない。 ‥久しぶりに食べに出掛けよか、義行も誘ってゆっくりしよか‥ 徳一にメールを送る。直ぐに、電話が掛かってくる。 「オヤジ!もう帰って来たン?」 はしゃいだ声が耳障りなぐらい、でかい。 「おん、今帰りやろ?義行も一緒に飯いこかなって思って。」 電話の向こう側で《僕はええから‥》と声がする。 「のり君‥義行に代わりー‥」 「はい‥ご無沙汰してま「義行君‥飯行くよ、ええね。」」 言葉を遮り、ヤンワリとゆうてから 「ホンマに遠慮したらアカンで、家族と一緒やン‥。徳一の面倒ばっかで割合わんやろ?ずっと我が儘ゆうてたやろうし。」 義行が居るから安心してンやで‥と付け加える。 「ありがと。そしたら遠慮なく。」 「じゃあ、着替えてから二人で帰っておいで。待ってるし。」 電話を切って二人が帰ってくるのをボンヤリと待つ。 ‥まぁ、そろそろ二人の関係をはっきり訊イとかなアカン時期やし。 俺と徳一の事も、義行にわかってもらわなアカンしな。 ‥はぁ‥問題が山積みやン‥ 取り敢えずは徳一の幸せが先やな。 煙草を取り出し吸うでもなく弄る。 ‥あとは、何とかして逢わな話が進まへん。夜にもう一回、連絡してみよか‥ マジで、見放されたンとちゃうよな‥
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