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俺の言葉に恥ずかしそに俯くのを、両手で頬を挟み鼻の頭にキスをする。
「やけど、今は抱きたい。お前の不安を全部拭い取ってやりたい。俺がお前しか見てないって事を解って欲しいねん。‥」
「‥おん、」
顔を近づけると黙って眼を閉じて俺を受け入れる。剥き出しになった素肌の至るところにキスを落とす。時折軽く歯を立てると小さく声が洩れ、恥ずかしそに口元を手で隠す。
「声出しても大丈夫やょ‥」耳元で囁きそのまま甘咬みすると、
「‥ンッ、男の声なんかァ‥ァヤッ‥訊き、たないやァンッ、 ンッン‥」
両手で固く口を塞ぐ。
「訊きたいよ、でも‥我慢してる一裕も好きやょ‥」
指で胸の突起を刺激すると身を捩り嬌声が洩れる。
「なっ、明かり‥けっンッン‥消してェ‥」
「いやや。‥‥」
消してくれと何度も懇願されるが、満開の桜のようなアイツの肌を目に焼き付けたかった。
俺の手、口、舌で感じている姿に頭がクラクラした。
身体を一旦離し、鞄を探る。荒い息づかいのまま両手を俺に伸ばして
「離さん、とって‥‥ややァ、離れんとって‥ やァ‥‥」
腰の辺りにしがみつくアイツの髪を撫で片手で耳を弄る。何処にも行かんよ‥と髪にキスを落として
「はぃ、お待たせ。」手にはローション。
向い合わせの形で俺の膝に座らす。
「‥‥」黙ったまま俺の行動を見つめる。
「冷たいから温めるな。」
手にローションをたらし片手でグシュグシュ音を立てて何度も握る。
その様子を見て、アイツの頬に朱をさしたように紅く染まっていく。
「少し腰を上げて、」手を伸ばすとおずおずと身体をずらし、かなり密着した感じになる。
ゆっくりと周りからほぐし、目の前にある胸の突起を啄む。
「アッ、ややァ‥」俺の頭を抱かえこみ身体を震わす。
指を中に差し入れすると違和感で表情が歪み苦しそに息が浅くなる。
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